令和4年9月5日、大子町議会定例会が開催された。
本会議では、数多くの議案が議題に上げられた。
議案の中には、太陽光発電に関する条例の新設や、立地適正化計画の策定に関するものが含まれていた。
特に注目されたのは、大子町太陽光発電設備の適正な設置及び管理に関する条例についての議論である。
生活環境課長の飯泉公一氏は、太陽光発電について多くの設置が進んでいるが、現状では県のガイドラインに従った把握が困難であると説明した。
これに対し、菊池富也議員は、なぜ太陽光発電に限定した条例を設けるのか質問した。
生活環境課長は、再生可能エネルギーにおいて設置数が特に多いのが太陽光であるため、まずその把握のために条例を制定する必要があると述べた。
また、町長の高梨哲彦氏は、今回の条例策定は、住民からの要望を受けて加速されたものであると強調した。
議員の質問に対して、今後のバイオマス発電等の扱いについても検討すると述べた。
一方で、菊池議員からは「家庭用の小規模設備も関わってくるため、全体を考慮した取り組みが必要ではないか」との意見も出された。
次に、立地適正化計画に関する議案が上程された。
菊池靖一議員は、この計画がどのように進められるかを質問し、町長は "社会資本整備交付金" を活用した計画策定を説明した。
立地適正化計画の策定後には、地域案内を強化し、住民の理解を深める必要があるとの見解を示した。
各議案に関してはほかに特に反対意見もなく、順次可決される運びとなった。
今後、特に太陽光発電や立地適正化に関する具体的な進展が期待されている。