令和5年第3回大子町議会定例会が9月12日に開かれ、様々な議題が取り上げられる中、町の施策に関する質疑が行われた。
本議会では、町長の高梨哲彦氏が、施策の経費と進捗状況について詳細に説明。特に、観光振興や高齢者施策に関する予算が話題となった。財政課長の飯岡隆志氏によると、観光振興に向けた予算は、直近数年間で増加しており、昨年度は予算が約3億5,000万円に達したという。
また、AIタクシー事業について菊池富也議員が質疑。まちづくり課長の齋藤弘也氏によると、利用者は令和4年度に延べ2,827人に達し、経費も2,300万円に上った。このように、AIタクシーの利用が徐々に増加しているが、高齢者向けのタクシー利用助成券の利用率は22.3%と低迷している現状が示された。
高齢者に対しては、新たにスマートフォン教室が展開され、97名への教室開催が報告された。これに関しては、利用者を増やすために講座の回数を増やす方針が示された。一方で、見守りサービスの終了後、新たに緊急通報システムが稼働しており、効果が確認されている。
質問を受けた町長は、地域の重要な観光資源の保護の一環として、道路整備や交通インフラの充実予定を強調。特に、国道118号と461号バイパスの進展が要とされ、地域住民からの期待が集まりつつある。
秋のだいご美に関しても話や、花火大会が地域振興策に見合った地元の人々に喜ばれる様子が解説され、日没を考慮した打ち上げ予定についても見解が示された。特に、街全体での盛り上がりが見込まれ、新たな観光イベントの効果にも期待が寄せられている。
これにより、施策の経過と利用状況が明らかになる中、今後の展開に向けて町の活力の向上が求められており、様々な施策が地域活性化に寄与することが期待される。
地域住民がより良い生活を支え合うために、今後も行政と住民の協力を進めていく必要性が強調された。