令和4年9月29日に、令和4年第3回大子町議会臨時会が開催された。
本会議では、令和4年度一般会計補正予算(第5号)が主要テーマとなった。
補正予算案は、価格高騰に伴う緊急支援給付金などを含み、合計で約1億4,750万円の増額を見込んでいる。
新型コロナや物価上昇に対処するため、町長の高梨哲彦氏は、実施の緊急性を訴えた。その中で、支給対象となる子育て世帯への特別給付金について、福祉課長の鈴木大介氏から、年内の支給を目指して進めるとの回答が得られた。
具体的には、支援給付金事業費が1億2,884万2,000円、県内の低所得子育て世帯に対する支援金が877万8,000円とされている。この事業は迅速な事務処理が必要とされ、議員からも早めの対応の促進に関する意見が出た。
また、教育委員会事務局長の山崎仙一氏は、防災対応型炊飯センターについても説明を行った。このセンターは、大子町の学校給食を支える重要な役割を果たし、停電時においても機能を維持できるよう設計が進められている。議員からは、停電時の水供給に対する懸念が示され、さらなる検討が求められた。
最終的に、提出された補正予算案は全会一致で可決され、議員の派遣や会期の決定も問題なく進められた。議会は午前10時に開会し、全ての案件が終了したのは午前10時16分であった。