大子町は、令和元年第2回定例会で、多方面にわたる議案について議論を行った。特に、放課後児童クラブ事業の拡大が注目されており、現在は新たに南中学校を利用してこの事業を展開する方向だ。一方で、中央公民館の使用停止についても議論があり、必要な改良を施すことで運営の持続可能性を高めるとの意見が出た。
さらに、産業廃棄物最終処分場建設への反対表明が議事の重要な一環であり、町長は環境への影響を考慮し業務を進める考えを示した。具体的には、県の計画に対して地域住民の意向を十分に聞き、公共の利益を優先させるよう努力が必要だとの意見が、特に強調された。
八溝山の景観保全についても重要な点が挙げられた。福島県との協力による樹木の管理や景観の確保が求められ、地元の人々との連携が不可欠であることが強調された。
他にも、日本体育大学との連携についても触れられた。地域や学校と協力し、健康づくりやスポーツ振興を進める計画が進行中である。昨年度には、大学側の支援を受けた宿泊プログラムが実施されたことにより、生徒たちの意欲が高まったとの報告があった。
観光振興策においては、いばらきサイクルツーリズム構想が発表され、地域固有の観光資源を活かした自転車ツーリズムが重要視されている。町は、自転車を利用した観光ルートの整備を推進していく意向を示しており、訪問者にとっての魅力を高める狙いがある。
また、デジタルテレビの受信問題についても議論があり、特に中郷や北吉沢地区での受信環境が注目されている。町は、視聴できる環境を整えるため、町民の意見を聞きながら適切な対応を考えていくことが必要であると認識している。