令和2年第3回大子町議会定例会が9月11日に開かれ、議題にされた様々な項目が承認された。特に大子町地域福祉計画の策定委員会設置条例や、予算に関わる補正予算の議案が可決された。
一つ目のトピックは、和解及び損害賠償の額の決定に関する専決処分の承認である。建設課長の藤田隆彦氏は過去の事故について事実を説明し、今後の対策としてパトロールの強化を強調した。この質問に対し、菊池富也議員は適切な道路管理を求めた。議長は承認に異議なしと確認し、議案は原案通り承認された。
次に、大子町地域福祉計画の策定委員会設置条例が無事可決された。議会に提出された町長提出議案第73号は、地域福祉の充実を目的としており、具体的な施策の展開に期待が寄せられている。議長は、「本案は原案通り決定される。」と述べ、異議なく可決された。
消防団関連の条例改正も行われた。消防団の定員に関する議案では、消防長の根本正一氏が現在の人員体制を報告し、今後の減少傾向に対しながらも適正人数の維持を目指す意向を示した。菊池靖一議員は、将来の機構改革への意思を質したが、消防団体は現状の維持に努めるとの発言で応じた。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した意見書も採択された。この意見書は地方財政の安定を図るもので、地方税財源の確保を求める内容である。議長が意見書は原案通り可決されるとの確認を行った。
全体として、今回の議会は様々な施策が進展し、特に福祉や消防団に関連する施策が浮き彫りにされた。議会終了後には議長から出席議員への感謝が伝えられた。