令和5年1月23日、大子町議会臨時会が開かれ、町長の高梨哲彦氏が所信表明を行った。特に、人口減少と高齢者支援、ウィズコロナの経済対策が重点課題として挙げられた。
高梨氏は、町の人口が約1,000人減少し、特に高齢者の交通手段が重要になっていると述べた。高齢者が安心に移動できるよう、AIタクシー事業を進化させ、既存の交通手段を整備する方針を示した。
次に、ウィズコロナ時代の経済事情に関して、高梨氏は、観光業の復活が不可欠だと強調した。外部からの人の流れを促進し、地域経済の健全化を図るという。特に、農林畜産業へのプラス効果を期待し、企業視察を進める考えだ。
また、道路整備や新たな防災道の駅構想についても言及した。特に大災害後の復旧に力を入れ、さらなる発展を目指しているとのこと。具体的には、無電柱化事業やバイパス工事を通じ、町民の利便性向上を目指す。
議会では、町職員の給与に関する条例改正や災害復旧事業の契約についても議論され、全ての議案が原案通り可決された。これにより、今後の施策実施が順調に進むことが期待されている。