令和6年第1回大子町議会定例会が、2月7日に開会したことを報告した。
議長の菊池靖一氏は、出席議員が12名であることを確認し、定足数に達したため、開会を宣告した。続く議事では、会議録署名議員の指名、および会期の決定が行われた。会期は2月7日から19日までの13日間とされ、町長の提出議案および議員提出議案の審議が行われることが予定されている。
特に注目されたのは、大子町議会議員定数条例及び大子町議会委員会条例の一部を改正する議案であった。この議案について、議員の齋藤忠一氏が説明を行い、人口減少に伴う議会運営の見直しを訴えた。具体的には、議員定数を13人から11人に削減することが提案され、議員報酬引上げに伴う町民の理解が得られない中、身を切る覚悟でこの判断が下された。
齋藤氏は、区長会から提出された定数削減に関する要望を受け、議会自らの努力が求められていると強調した。反対意見も存在し、大森勝夫氏は議会の力が低下することへの懸念を表明し、議員定数の意義についての議論が必要であると指摘した。定数削減についての議論は充実したものであり、多様な意見が交わされた。
議案が最終的に原案通り可決された後、議長は散会を宣言し、議会は一旦の終了を迎えた。今後、作業が進められる中で、町民の声をしっかりと受け止める姿勢が求められる。本議会は、地域の状況を反映させながら、持続可能な発展を図るため、引き続き活発な議論が行われることが期待される。