令和5年3月、大子町議会の定例会が開会された。
議事では、議長辞職の件と、令和5年度の各会計予算が提示された。
副議長の菊池靖一氏が、議長辞職の通知を読み上げ、金澤眞人氏の辞職を承認した。
金澤氏は「一身上の都合により辞職したい」との願いを提出した。
今後、金澤氏の後任を選ぶ議長選挙が3月10日に行われる予定だ。
また、令和5年度一般会計予算の件では、町長の高梨哲彦氏が、108億円で前年比9.2%の減少を報告した。
特別会計についても、国民健康保険事業が24億円と0.8%の増となり、後期高齢者医療も24%の増と報告されている。
高梨町長は「90の新規事業を推進する計画だ」とほのめかした。
なかでも、地域資源を活かした観光振興や住民との協働が重要な施策として挙げられた。
実施の詳細については、通常通り議案書を基に審議が進む。担当者は、議員の審議の結果を反映させながら予算執行を進める意向を示した。
「高齢者の送迎やデジタル機器の普及など、町民の生活を豊かにする取り組みがある」と語り、住民生活の向上に努める方針を強調した。
最後に議長辞職の件が承認され、次回議会にて新議長が選任されることが決まった。