令和3年12月9日、大子町議会の定例会が開催された。議事では、選挙運動に関する条例や各種補正予算案が審議された。
会議冒頭、議長の齋藤忠一氏は定足数の確認を行い、出席議員は全員13名であったことを報告した。この日の会議では、町長提出の議案が多数上程された。中でも、大子町の選挙運動における公費負担に関する条例が重要な位置を占めた。議案第81号に対する質疑はなく、容易に可決された。
さらに、町民健康保険条例の改正や保健師、助産師、看護師などの修学資金貸与条例の改正も提案された。これらの議案も同様に異議がなかったため、原案の通り承認された。
また、給水人口の見直しを議題とする水道事業に関する議案第84号では、金澤眞人氏が質問を行った。この際、水道課長の小室学氏は、給水人口の変更の理由について説明し、影響はないとの見解を示した。この説明により、議案は再度原案の通り可決された。
次に、農業共済事務組合の解散や新庁舎関連の議案が上程された。新庁舎議場及び文書庫棚の取得に関しても十分な議論がなされ、いずれも原案の通り決定された。
補正予算についても複数議案が審議された。特に、国民健康保険事業や介護サービス事業の特別会計補正予算は、医療や福祉の充実を求める声が多く寄せられている。
最後に、議案第93号として水道事業会計の補正予算が提案され、これも議論の末に可決された。