令和3年6月2日、大子町議会が定例会を開催した。
この日は、出席した13名の議員により議会が開かれ、町長から提出された議案が審議される。
開会の挨拶を行った議長の齋藤忠一氏は、全議員に対して感謝の意を表した。また、コロナ禍の中、感染予防策を徹底するための対策が取られていることも報告された。
今回の議会では、8日間にわたる会期が正式に決定され、町長の説明も注目された。高梨哲彦町長は、提出した議案について詳細を説明し、特に地域防災センターの設置に関する条例が重要であると説明した。これにより、災害時における地域住民の応急活動の拠点を提供することを目指しているという。
提案された議案には、観光物産館改修工事の変更請負契約や新規制定条例、予算の補正など多岐にわたる内容が含まれており、合計10件に上る。また、この補正予算の中には子育て世帯への支援も含まれ、特に経済的な影響を受けている家庭に向けた施策が強調された。
さらに、今回の議会は東京オリンピックの聖火リレーを控えており、町の機運を高めるための取り組みも重要なテーマとなった。議員は、オリンピックに向けた準備を進めることを市民に向けて前向きに伝える必要があると認識しているようだ。
今後も大子町議会では、町の安全・安心を保障するための施策や地区づくりに向けた動きが続く。議会終了後、整然とした運営が確認されたことから、町民の期待に応えられる方針が示されたことが伺える。