苫小牧市議会が令和元年５月２２日に行われた臨時会で、重要な決議案と補正予算案を可決した。
今回の議事では、常任委員会および議会運営委員会の委員選任が行われ、金澤俊議長が議会の運営をスムーズに進めるために各委員の指名を行ったことが報告された。
特に、総合開発特別委員会と安全・安心及び市民ホールに関する特別委員会が設置され、議長がそれぞれの委員指名を行い、全会一致で決定された。この新設された委員会は、今後の市の発展や市民の安心に向けて重要な役割を果たすと期待される。
また、議案第２号の令和元年度一般会計補正予算については、歳入歳出がそれぞれ９，８３０万９，０００円増額され、合計で約７７０億円に達することが決定された。
さらに、議案第３号の介護保険事業特別会計の補正予算も可決され、低所得者の保険料軽減策の拡充が図られることとなった。福祉部長の柳沢香代子氏は、「今回の改正には、消費税引き上げによる公費による軽減措置が含まれ、来年度以降の軽減幅も期待できる」と説明した。
また、議案第４号で苫小牧市税条例等の一部改正が行われ、児童扶養手当受給者の非課税措置やふるさと納税に関する基準の見直しが含まれた。
議長は議事の進行にあたり、各議案認可に向けての質疑を適正に行われたことを強調した。特に、各議員からの質問に対し、適切な回答がなされ、議案の理解と承認が促進された。