令和3年3月12日、苫小牧市議会は第13回定例会を開催し、複数の議案を審議した。
この日に重要な議題となったのは、苫小牧市一般職の職員の給与及び国民健康保険条例の一部改正だ。総務部長の山本俊介氏が詳細を説明。改正内容は新型コロナウイルス関連の対策に基づくもので、地域住民の安全と健康の確保に繋がるものであることを強調した。議案においては特に給与の見直しが必要とされており、基本的な賃金及び手当の見直しが求められている。
同様に、都市建設部長の粟野茂氏は苫小牧市手数料条例の一部改正について説明。建築物のエネルギー消費性能の向上を目的とし、関連法の改正を受けたものであると述べた。これに関連し、火災予防条例の改正も行われ、全出力200キロワット以下の急速充電設備が規制対象に加わることが説明された。これにより、電動車両の普及の促進を図る。そして、道路関連の議案として、市道路線の廃止及び認定に関する議案があり、こちらも一括議題として審議し、可決された。
令和2年度の一般会計補正予算、ならびに水道・下水道事業会計補正予算も提案された。そこで、興味深いのは経済対策として実施される水道料金や下水道料金の減免である。上下水道部長の阿萬野一男氏は、過去の実績を元に一定数の事業者に対して料金減免が行われる予定とのこと。特にコロナ禍で影響を受けた地域の事業者賛同のもと、継続的な経済支援を目指す意向も示した。
政務調査では、岐阜県におけるオンライン本会議実施の割り当てについても議論され、これを全国各地で実施に向けた意見書案も議決された。