令和元年9月6日、苫小牧市議会は第3回定例会を開催し、様々な重要な議題が扱われた。
一つ目は、行政改革プラン『NEXT STAGE』についてである。これは市の財政基盤の確立を目指すものであり、市民サービスの向上も重要な要素とされている。橋本智子議員はこのプランにおける学校司書の民間委託について質問をした。教育部長の瀬能仁氏は、今後学校司書の配置を中学校にも拡大することを歓迎しつつ、省力化の観点から民間委託を進める必要性を説明した。
次に、女性委員の登用拡大についても議論が行われた。行政改革プランにおいては女性委員の目標が設定され、地域の多様性を反映させるために、数値目標も設定されたが一貫した調整が求められる状況が続いている。さらなる登用の拡大と公募制度の整備が今後の課題として浮き彫りになった。
新エネルギーの必要性についても意見が出た。特に胆振東部地震の影響で、エネルギーの安定供給がいかに重要かが再認識され、太陽光パネルの設置に関する懸念が提起された。この問題に対して市民生活部長の片原雄司氏は、既存の規制を考慮しながら、今後の太陽光発電についての地域の安全対策を進めることが必要と述べた。
交通安全についても重要な議題として挙げられた。道路や通学路の安全を確保するため、地域の意見を取り入れた類似の取り組みが進められる必要があることは、多くの議員から共通して指摘された。
また、ブロック塀の安全対策についても話し合われた。年々増加する問い合わせに対し、適切な対策が講じられているが、未対応のものも残っている現状がある。市民の安全を過大視せず、無視しない対応が求められる。この点に関しても、今後の継続的かつ強力な対応が必要であることが強調された。
さらに、障害者理解に向けた教育施策についても質問が出された。教育部長の瀬能仁氏は、子供たちに障害者教育が施業され、成長を促すために努力を重ねているとコメントした。その中でも、教員のサポートが大事であり、さらなる支援の充実が必要であると述べた。
このように、共通の課題に対する市の姿勢や、具体策の提案がなされた定例会となった。市の各部門は、今後も市民に寄り添った施策を推進することを誓っている。