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苫小牧市議会 多岐にわたる新型コロナ対策を協議

苫小牧市議会で新型コロナウイルスワクチン接種や女性支援、消防団員の現状について議論。市は各々の課題に対し、具体的施策を模索中。
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苫小牧市議会の第16回定例会が令和3年6月18日に開催され、様々な重要課題が議論された。

新型コロナワクチン接種に関して、感染者数が増加する中で、接種率の向上が急務であると考えられた。宇多春美議員は新型コロナワクチンの接種状況について質問し、健康こども部長の桜田智恵美氏は、6月12日現在で65歳以上の高齢者の1回目接種率が43.9%、2回目接種率が11.0%であると回答した。また、国が目指す7月末までに希望者の接種完了を目指すと強調した。さらに、介護従事者や高齢者施設等の従事者の優先接種を検討していることも述べている。

さらに、コロナウイルス感染症による影響を受けた女性に対する支援についても触れられた。市は地域女性活躍推進交付金を活用し、コロナ禍において支援が行き届かない女性への相談窓口を設け、必要なサポートを提供する方針を示した。その具体的な事業として、生理用品など女性用品の提供が検討されている。

また、消防団の現状についても議論が交わされた。現時点で苫小牧市の消防団員は226名であり、充足率は79%とされているが、今後団員の確保に向けた施策が求められた。特に地域における防災力向上のために、若年層からの入団促進が緊急の課題であるとされている。市は消防団協力事業所制度を利用し、地域社会における団員確保の取り組みを進めているが、その進捗は緩やかだ。

さらに、子宮頸がん予防ワクチンについても議論が行われ、定期接種対象者に対する情報提供が必要であることが確認された。現在、苫小牧市の子宮頸がん予防ワクチン接種率は低迷しており、国からの情報提供やリーフレットの作成が進められている。今後、若年層の接種に向けた施策が提案され、特に学校現場での理解促進が求められることが明言された。

このように議論を通じて、苫小牧市は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた様々な課題に対し、対応策を模索し続けている。特に、接種の現状に加え、女性支援や消防団員の確保については、市の役割が今後も重要であるとされている。今後の施策に期待が寄せられ、地域を支える取り組みが一層進むことが望まれる。

議会開催日
議会名令和3年6月苫小牧市議会定例会
議事録
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