令和2年11月30日、苫小牧市議会臨時会が開催された。
会期は当日1日と決定され、議案が付議された。特に、一般会計決算審査特別委員会からの報告では、令和元年度一般会計歳入歳出決算が賛成多数で認定されたことが強調された。委員長の松尾省勝氏は、審査の過程を詳しく説明し、議案が慎重に審査されたことを伝えた。
一方、企業会計決算審査特別委員会の報告でも、いくつかの議案が全会一致で原案の認定を受けたことが解説された。委員長の牧田俊之氏は、特に令和元年度特別会計の認定に関する意義を強調した。
次に、専決処分についての報告が行われた。病院事務部長の佐々木薫氏は市立病院事業の補正予算に関連する専決処分について説明し、医療施設の整備に関する緊急な必要性を訴えた。特に、新型コロナウイルス感染症対策としての医療費支援に関わる内容が重要視されている。
また、都市建設部長の粟野茂氏も、市営住宅の明渡しに関する訴えの提起を報告した。未払い家賃に関する経緯とともに、訴えを起こさざるを得なかった理由が述べられた。
さらに、苫小牧市特別職及び一般職の職員の給与に関する条例の一部改正議案が審議された。総務部長の山本俊介氏は、国家公務員に準じた給与改定の必要性を説明し、特別職の期末手当支給割合引き下げが決定されたことを述べた。この改訂は、特別職の期末手当の年間支給割合を0.05月分引き下げるもので、今後の影響も考慮されているという。
一般職の給与改定に関する説明も行われ、国家公務員の給与改定率を反映した内容の説明がなされた。さらに、契約の締結に関する議案についても例外的に詳細な説明が行われた。財政部長の斉藤和典氏は、苫小牧東中学校解体工事の契約金額について具体的に述べ、全議案が賛成多数で可決されたことを明かした。
臨時会の議事は全て終了し、議長の金澤俊氏は、出席議員への感謝を述べ、議会は閉会されることとなった。