令和4年2月24日、苫小牧市議会は第21回定例会を開き、様々な市政についての代表質問が行われた。この日は竹田秀泰議員が、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける市民生活を守るための市長の考えを問うた。竹田議員は、医療現場の努力を称賛し、苫小牧市における感染拡大防止策の強化を求めた。これに対し、岩倉博文市長は新型コロナ対策として、多くの職員が懸命に取り組んでいると強調した。
また、スマートシティの推進についても触れ、デジタル田園都市国家構想を見据え、地方の課題解決への取り組みが必要である述べた。市長は、通信技術を使用した市民サービスの向上や、マイナンバーカードの利活用を進める考えを示した。
竹田議員は、苫小牧市立地適正化計画に関連して、人口減少の影響を考慮に入れたコンパクトシティの実現を強調。市長は現在策定中の計画が将来的な行政サービスの確保に寄与するとし、進捗状況を明らかにした。これに続き、苫小牧駅周辺の再整備に関するビジョンについても触れ、観光振興や地域経済活動の活性化に向けた取り組みが求められている。
さらに、市長の公約達成に関する質問において、進捗率が87%にもかかわらず、未達成の項目が依然残っていることへの反響があった。市長は引き続き全力を尽くして、公約のさらなる実現を目指す姿勢を見せた。