令和5年5月15日、苫小牧市議会の臨時会が開催された。
この臨時会は一般選挙後初となるもので、臨時議長として谷川芳一議員が選任された。谷川議員は、自己紹介および議事の進行にあたる中、各議員への感謝を述べた。
市長の岩倉博文氏は、議員たちに祝辞を寄せた。多くの市民からの信任を受けたことに対して、感謝の意を表した。現在の市の状況について、少子高齢化や新型コロナウイルスの影響などを挙げ、「時代のドラスチックな転換期を迎えている」と強調した。
さらに、ゼロカーボン社会の実現に向けた「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦」についても言及した。この取り組みは多くの市民の理解と協力を得ながら進められる予定である。
続いて、議長の選挙が行われ、藤田広美議員が全会一致で選出された。藤田議長は、経済発展が見え始めている中での物価高騰への対策や人口減少問題について、議会と行政が共に取り組んでいく重要性を述べた。再度、議会運営における公平公正を誓い、地域の発展に貢献する意志を表明した。
さらに、会期が5月18日までの4日間と定められ、多くの報告事項が議論された。議会と行政の連携が重要視され、市民生活向上に向けた取り組みが期待される。
この臨時会では、議員全28名が出席し、報道関係者に対して写真撮影を許可するなど、オープンな議事進行が求められた。市議会としての役割を全うし、苫小牧市の未来に向けた積極的な施策が期待される。