令和5年9月に開催された安中市議会定例会では、予算や決算に関する複数の議案が審議され、可決されました。
まず、会期は本日から9月21日までの22日間と決定されました。続いて、議案第63号と第64号については、それぞれ人権擁護委員の推薦につき意見が求められ、無事に可決されました。作業において市長の岩井均氏は、前任者の退任に伴い、佐俣信之氏や樋山篤氏を推薦した理由を説明しました。いずれも高い行政経験を持つ人材で、人権擁護委員として適任だとのことでした。
次に、一般会計の決算認定に関する議案では、令和4年度に関して、実質収支が13億323万円の黒字だったことが報告されました。市長が説明したところによると、昨年来の新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰にもかかわらず、法人市民税や固定資産税の増収があり、歳入を確保できたとのことです。特に病院事業会計では、昨年度に続き、収益増加に成功し、健全な経営が確立されたと強調されました。
また、介護保険特別会計や下水道事業会計の決算もそれぞれ可決され、公共サービスの充実が図られることが示されました。この中で、特に介護サービス事業会計では、2023年度の送付病院計画の見直しや新しいサービス体制の強化が期待されています。
続いて、令和5年度の一般会計補正予算が提案され、物価高騰対策として多くの施策が盛り込まれています。抑制されたコストで市民生活への影響を最小限に抑えるための施策が整えられています。特に、介護戦略の一環として、介護サービス事業所への支援金も含まれています。
最後に、松井田庁舎の空調設備改修についての工事請負契約も締結のための議案として提示され、施設の老朽化対策が進められそうです。これにより、今後の施設運営における利便性が向上することが期待されています。