安中市議会は、令和3年第1回定例会を開催し、複数の重要なテーマに関する議論が行われた。
特に新型コロナウイルスに関する対策について、議員からの質問が相次いだ。小林克行議員は、感染防止策や人権擁護に関する条例について言及し、市民部長の清水裕之氏が具体的な施策を説明した。市民部長は、新型コロナウイルス感染症の影響で生じた人権侵害にも言及し、必要な支援体制の整備が進められていると強調した。
また、コロナワクチン接種についても多くの質問が寄せられた。保健福祉部長の水澤祝彦氏が接種の流れとスケジュール、特に65歳以上の高齢者へのクーポン券発行について詳細に説明。接種体制の整備と、医療機関との連携強化についても言及した。副市長が率いる調整会議では、医療体制やワクチン輸送手続きについての確認も進行中である。
加えて、教育の新しい形にも焦点が当たった。ICT教育の重要性を訴えた小林克行議員は、タブレット端末による学びの環境について質問。教育部長の高橋信秀氏が、タブレット導入の進捗と関連研修について述べ、教職員へのサポートが不可欠であると説明した。
長嶋陽子議員は、障害者差別解消法の施行やバリアフリー化について質問を行い、取り組みが進んでいると市側から説明があった。その一方で、障害者雇用の現状についても語られ、正規職員や会計年度任用職員の中で障害者雇用がどのように進められているかが説明された。