令和4年度安中市議会定例会が開催され、一般会計予算および各特別会計予算について議論が行われた。
当日は、8件の議案が一括上程され、茂木英子市長がこれらの予算案の概要を説明した。一般会計の予算総額は252億8,000万円で、前年度当初予算に対して4.0%の増加となる。
国民健康保険特別会計予算は、前年度当初予算を0.78%減の61億3,809万円とし、医療給付費の支出を見込んでいる。後期高齢者医療特別会計予算は9.20%増の9億3,067万円となり、特別予算の増加が重要な課題である。
介護保険特別会計予算は、全体で70億6,731万円が計上され、施設整備計画を背景にした見込みとなっている。交通インフラなどの維持管理が高齢者福祉に影響を与えることが懸念されている。
水道事業会計予算は13億2,294万4,000円、下水道事業会計は79億483万5,000円となり、特に下水道計画では26.5%の増額となる。これは公衆衛生と環境保護に向けた取り組みを反映している。
質疑の際には、議員から新型コロナへの影響など、昨今の環境に配慮した具体的な施策が求められたが、いずれの議案に対して具体的な反対意見は示されなかった。