令和4年第4回安中市議会定例会では、副議長の辞職や懲罰に関する重要案件が議題に上がった。
まず、議長の吉岡完司議員が開会を宣言した後、遠間大和議員の副議長辞職願が提示された。清水裕之事務局長が辞職願いを朗読したところ、議場は異議なしと認め、辞職を許可した。続いて、副議長選挙が行われ、高橋由信議員が指名され、満場一致で当選が決定した。高橋議員は「皆様の信任に感謝し、円滑な議会運営に努める」と挨拶した。
次に日程第3では、小林訂史議員に対する懲罰動議が提起された。懲罰特別委員長の罍次雄議員が審査結果を報告し、公開の議場における陳謝を科すべきとの決定がなされた。若干の質疑の後、採決に入り、全員の賛成により懲罰が決定された。小林議員の陳謝文では、飲酒による酩酊行動が市議会や市民の信頼を損ねたことを謝罪し、今後の行動改善を誓った。
また、安中市の健康増進施設「恵みの湯」に関する指定管理者の議案も審査された。福祉民生常任委員長の小林克行議員による報告では、指定管理者選定の経緯やその効果について質疑応答が交わされた。赤字の経営状況にもかかわらず、地域の健康促進に寄与する取り組みが評価された。
さらに、社会福祉や教育関連の各種条例や予算について、各委員長からの報告が相次いだ。特に、職員の退職手当や特別手当に関する条例改正が重要なテーマとして取り上げられ、全ての議案は満場一致で可決された。