令和元年第2回安中市議会定例会は、6月13日、午前9時に開会された。
この定例会では、来る6月26日までの会期が設定された。議長の今井敏博議員が開会を宣告し、出席議員19名、欠席議員1名で会議が成立した。
初めに、第3日程の諸般の報告が行われた。事務局長の須藤和俊氏が代表して、市長からの重要な施策報告があった。監査結果や市税の繰越胡空についての詳細な情報も示された。
続いて、選挙管理委員及び補充員の選挙について議論が始まった。議長は指名方式での選定を提案し、すべての議員から異議が出なかったため、円滑に進行した。
重要議案の1つである「人権擁護委員の推薦」について、市長の茂木英子氏が説明を行い、後任として松井田町の前澤明成氏を推薦した。この推薦についても全議員から賛同が得られ、可決された。
安中市森林環境譲与税基金条例の制定についても注目が集まった。茂木市長は新法が成立した背景に触れつつ、安中市での税収が森林環境整備のために活用されることの重要性を強調した。質疑応答では、澤井ひろ江議員が、税の配分基準について質問し、産業政策部長の堀米純氏が具体的な数値を示しながら回答した。
さらに、記者会見の場で市長は「市民の健康増進を図るため、恵みの湯事業や、森林を育てる基金など、幅広い施策を推進したい」と述べ、貢献意欲を示した。安中市では特に、地域振興や環境対策に関する法整備が進められている。
最終的に、議会は多くの議案を委員会付託とし、7日間の休会に入ることを議決。6月21日には会の再開を予定している。