令和4年第1回安中市議会定例会が2月25日に開催され、重要な議案が次々と可決された。この議会では、監査委員の選任から教育委員会委員の任命、さらには安中市犯罪被害者等支援条例や安中市景観条例の制定に至るまで、多岐にわたる議案が議論された。
特に、監査委員の選任については、市長の茂木英子氏が「田島龍一さんを引き続き監査委員に推薦する」と述べ、その経験と人格が非常に適任とされ、議会も賛成の意を表した。
また、教育委員会委員の任命に関しては、茂木市長が「松井田町在住の髙橋恵美さんを新たに任命する」と伝え、教育、学術における高い識見を期待されていることから、議会も異議なく可決した。
さらに、農業委員会委員の任命に関する議案も多数提出され、安中市の農業委員会における認定農業者及び認定農業者に準ずる者の数が定数の4分の1を超えることが認められたことから、議案第4号が可決された。これにより、安中市の農業行政がより強化されることが期待される。
市民生活に直結する条例として安中市犯罪被害者等支援条例の制定に向けた議案も採択された。これは、犯罪被害者が安心して生活できる社会を実現するため、新たな相談窓口の設置や権利保護を目的としており、地域の安全が重視される中で極めて重要な施策となる。これにより、市民が犯罪被害から回復しやすい環境が整備されることが目指される。
また、景観に関する条例制定も重要で、地域の特色を生かしつつ、景観の向上に努める意義を市長が強調した。これにより観光振興や地域活性化が期待され
、安中市の姿が更に魅力的となることが見込まれている。
財政に関する議案も可決され、令和3年度の一般会計補正予算が議論された。歳入歳出がそれぞれ約2億8千万円の増加が見込まれ、特に市民の生活向上や経済活性化に寄与する施策が選定されている。