令和4年第1回安中市議会臨時会が開催された。
本会議では、会期の決定や会議録署名議員の指名が行われ、特に注目されたのは令和3年度安中市一般会計補正予算(第10号)に関する内容である。
議案の説明を町田博幸企画経営部長が行った。彼は、補正予算が新型コロナウイルス感染症対策によるもので、歳入歳出それぞれに8,530万1,000円を追加する提案であることを示した。これにより予算の総額は269億8,536万円となるという。
この補正予算の中には、特に児童福祉総務費における臨時特別給付金事業が含まれており、これに関して今井敏博議員からの質疑があった。今井議員は新生活応援給付金の対象者について問うた。大塚由紀子保健福祉部長は、長期化するコロナの影響で子どもたちが厳しい状況にあることを考慮し、1人3万円の給付金を支給する意義を強調した。
また、小川剛議員は新生活応援給付金を受け取れない世帯への対応について尋ねた。大塚保健福祉部長は、離婚などの理由で受給できない世帯には十数世帯があるとし、国の方針に従い、早期の対応を行う考えを示した。
さらに、補正予算の中ではテイクアウト容器購入支援補助金も提案され、産業環境部長の大竹将夫氏がその概要を説明した。補助金は500万円で、対象となる飲食店には脱プラスチック容器の購入を支援することが目的である。
会議では、各議員からの質疑が相次ぎ、事業の公平性や実効性についての意見が交わされた。防疫措置として市民への支援を如何に行うかが大きなテーマとなっている。万全の施策を打ち出し、子育てや生活困窮世帯への支援を行えるよう努める意向が示された。