令和2年第1回安中市議会定例会では、様々な施策が議論された。特に、新型コロナウイルス感染症や健康づくりについての対策が取り上げられ、市民の健康維持が喫緊の課題として浮き彫りになった。
感染症に関しては、保健福祉部長の水澤祝彦氏が現状を説明し、休校措置やイベントの中止などの対策が取られていると述べた。また、感染者が発生した場合の取り組みについて安中市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づいて行動する方針も示された。
市民の健康維持のためには、特定健診やがん検診の重要性も強調された。特定健診の受診率向上が課題となっており、各種施策を通じてさらなる啓発が求められている。特に、胃がん検診の受診率向上対策として、内視鏡検査の導入が実施される予定であり、他市の事例を参考にする姿勢が必要とされている。
また、道の駅の整備についても言及された。道の駅は地域振興の要であり、国土交通省からの支援を受けながら具体的な計画が進められている。地域資源を生かした道の駅整備は、観光振興に寄与する重要な施策とされており、現地調査を通じて具体化が図られている。
吉岡完司議員が指摘した通り、道の駅の整備は市民にとっての期待が高い状況であり、実施スケジュールの明確化が求められている。特に、地域の特性を生かした魅力的な施設づくりに向けて、周辺交通量や観光資源の調査結果を踏まえた事業構想策定が重要視されている。市内事業者や地域住民のニーズを取り入れた形での道の駅構想が進められることが期待される。
公私一体となった地域振興を進めるためにも、道の駅が果たす役割は非常に大きい。市民が求める安中市の未来ビジョンに基づき、これらの取組が着実に実現されることが望まれる。