令和5年3月定例会(第1回)が安中市議会に開催され、様々な議案が審議される中で、特に人権擁護委員の推薦および機構改革に伴う関係条例の整理に注目が集まった。
安中市市長の岩井均氏は、議案第1号として人権擁護委員の推薦について説明した。現人権擁護委員である能登美津子氏は、任期満了を迎えるものの、その卓越した知識と経験を考慮し、推薦が適任であると強調した。
また、機構改革に関しては、町田博幸企画経営部長が議案第2号を提案し、組織の名称変更や関連条例の改正が行われることをご説明した。特に、文化財保護課とスポーツ課が市長部局へ移管される点がポイントであり、業務の効率化を図る方針が示された。これにより市民生活の質的向上を目指すとの意欲が表明された。
さらに、議案第4号の安中市地域公共交通会議条例の制定についても審議が行われ、金井久男議員が公共交通の課題について質問を行った。建設部長の富田千尋氏は、地域公共交通計画の策定について、AIdemandシステムの導入を検討していることを報告し、今後の計画に向けた具体的な取り組みを示唆した。
最後に、令和4年度一般会計補正予算および特別会計の補正予算に関する各議案も可決され、次回定例会も視野に入れつつ、安中市の課題解決に向けた施策が着実に進められることが期待されている。