令和5年5月16日、安中市議会臨時会が開催された。この会議では、重要な幾つかの議題が審議され、その中には議長及び副議長の選挙、並びに複数の条例改正の承認が含まれている。
最初に行われた議長選挙では、罍次雄議員が議長に選出された。罍議長は、「円滑な議会運営を進める」と述べ、自身の抱負を語った。副議長については、小林克行議員が選任され、同氏も議会運営に尽力する意向を示した。
続いて、常任委員や議会運営委員の選任が行われた。常任委員会からは、金井久男議員らが選出されたほか、福祉民生常任委員会、経済建設常任委員会についても順次委員が選任され、今後の運営が注目される。
さらに、高崎市・安中市消防組合議会議員選挙が行われ、巽久男議員と佐藤貴雄議員が選出された。また、群馬県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙では、罍次雄議員が選任され、他の重要な人事案も可決された。
経済的な影響のある令和4年度安中市一般会計補正予算(第10号)や令和5年度の補正予算に関する案件がそれぞれ説明され、様々な経済支援策が盛り込まれた。また、住民税、都市計画税、国民健康保険税関連条例の改正案も提起されるなど、会議は多岐にわたって進行した。
企画政策部長の町田博幸氏は、"一般会計に属する事業における新型コロナウイルス対策や事務量の増加に対応するため、補正予算の必要性を強調"し、具体的な予算の規模や支出の使途に関して説明を行った。全体で歳入歳出それぞれ3億8千万の修正案が提示されており、慎重な審査が求められる。
採決の結果、各案件は賛成多数で可決され、全議題は滞りなく終了した。これにより、安中市議会はさらなる市民サービス向上に向けた取り組みを進めることを確認した。