令和3年第3回安中市議会定例会が9月16日に開催された。
複数の議員が参加し、地域の直面する課題について活発な議論が行われた。
本会議では国土強靱化地域計画を含む3つの重要議題が議論され、特に災害対応と地域の防災・減災に対する取り組みが注目される。「国土強靱化地域計画は大規模な自然災害に備え、事前の防災・減災を図るもの」と総務部長の小黒勝明氏が説明した。
また、若者世代が定住するための施策についても意見が交わされた。市は、地域の強靱性を高めるために、防災担当課の重要性を再確認し、地域住民や企業との連携を強化する姿勢を見せている。
次に討論されたのは、緊急情報配信サービスに関するもので、音声電話による情報の自動発信サービスが導入される予定であり、「高齢者や障害者に迅速確実な情報提供が期待できる」と小黒部長が述べた。
災害発生時には市民への迅速な情報配信が過去の教訓からも必要不可欠である。
さらに、避難所運営に関する訓練も話題となった。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、避難所の運営方法が見直され、感染症対策を踏まえた訓練が必要である。
最後に、会計年度任用職員制度の導入後の現状についても触れられ、「非常に多様な職種で活躍しているが、正規職員との格差を解消するための取り組みが積極的に進められる必要がある」と松本次男議員が指摘した。
全体として、会議では災害への備えや地域の振興策、業務継続体制の維持について多角的に検討されており、今後の施策の進展が注目される。