令和4年第1回安中市議会定例会は、3月16日に開催され、様々な議題が議論されました。
重要なアジェンダとして、ロシアのウクライナ侵攻への抗議に関する決議案が可決されたことが挙げられます。議場では、安中市民からの支持を受け、議会全体で一致団結し国際問題への関心を高める姿勢が見受けられました。特に、決議案を提案した議員は、「私たちは平和を愛し、戦争を放棄することを呼びかけている」と強調しました。
また、一般質問では新型コロナウイルスワクチン接種の進捗が取り上げられました。長嶋陽子議員は、特に5歳から11歳への接種体制や、子どもを持つ家庭への情報提供の重要性に触れました。保健福祉部長は、「市民が安心してワクチン接種を受けることができるよう情報提供を強化している」と述べ、さらなる取り組みの必要性を示しました。
市民サービス向上や犯罪被害者等支援に関する施策も、議員たちによって活発に議論されました。具体的には、デジタル化促進の重要性や、犯罪被害者支援条例の実施状況が報告されました。これに関連して、金井登美雄議員は、安中市の農業振興施策や自主財源の確保策についても言及し、具体策の実施を求めました。
次に、公共交通に関する議論も忘れてはならないポイントです。田中伸一議員は、路線バスや乗合タクシーの運行状況、及び今後の見直しについて質疑しました。市としても、高齢者や障害者が利用しやすい交通サービスの確保が喫緊の課題であることを認識しており、デマンドタクシーの拡大を図る意向を示しています。