安中市議会は、令和元年第2回臨時会を迎え、本会議では多くの重要案件が議論された。議長選挙では、今井敏博議員が当選し、副議長には佐藤貴雄議員が選任された。
臨時議長の田中伸一議員は、開会宣告に際し、「この臨時会は初のものなので、特に議長選任に大きな期待が寄せられている」と述べ、議会運営の円滑化を強調した。
会期は本日1日間とされ、直ちに各議案が審議に入った。一つ目の副議長選挙には異議なしで進行され、選任の結果、佐藤貴雄議員が選任された。
常任委員の選任内容は、各議員が推薦され、円満に決定された。特に福祉民生常任委員会は、少子高齢化問題に対する取り組みが期待されている。議会運営委員も選任され、今後の議会運営において役割を果たすことが期待されている。
次に、議案の重要項目として紹介されたのが、「平成30年度安中市一般会計補正予算(第4号)」であり、財務部長の町田博幸氏が詳細を説明。「この補正は、事業の過不足整理が目的で、歳入歳出ともに248億8,773万8,000円に調整された」と説明した。
また、安中市の税制に関する改正案もあがり、国民健康保険税の適正化を求める意見が出た。特に金井久男議員は、課税限度額の引き上げが、低所得市民に過重な負担を強いているとして、抜本的な改革が必要と強調した。
最後に、監査委員と固定資産評価員の選任が行われ、いずれも過去の経験に基づく選任が行われ、安中市のさらなる発展に寄与することが期待された。本会議は午前10時35分に閉会し、次回会議に向けた準備が整った。