令和元年9月24日、安中市議会が定例会を開催した。議題には複数の決算認定および条例改正案が含まれていた。
今回の会議では、まず請願・陳情の審査報告が行われ、経済建設常任委員長の巽 久男氏が報告を実施した。その中で、簗瀬地区内道路拡幅に関する請願が採択されたことが発表された。
続いて、決算審査特別委員長の巽 久男氏が平成30年度の安中市一般会計歳入歳出決算認定に関する詳細な報告を行った。歳入は244億2,006万円、歳出は235億6,860万円であることが述べられ、前年対比で厳しい財政状況が示された。特に、法人市民税が7.6%減少したことが影響を与えたとのことで、金井 久男議員はこの減収を懸念し、国の政策が地方に悪影響を及ぼしていると強調した。
その後、福祉民生常任委員長の遠間 大和氏が介護保険特別会計の補正予算について報告。令和元年度の補正予算案が可決され、教育・保育関連の条例改正についても意見が交わされた。特に、教育・保育施設における副食費の実費徴収が新たな課題として浮上し、保護者の負担を軽減するための議論が行われた。
また、新たに設置された議会改革特別委員会についても言及され、委員の選定結果が報告された。委員会は、透明性と市民信頼の向上を目指し、改革を進めることを目的として設立された。
重要な議案が数多く可決され、議会は市民の幸福を第一に考えた施策を推進する意向を示した。全般的に、今後も地方債務や社会保障の問題に対して真剣な取り組みが求められる。