令和4年第4回安中市議会定例会が11月30日に開会し、15日間の会期が定められた。各議題に関して多くの報告や議案が上程され、議員たちの活発な意見交換が行われた。
特に注目されるのは、議案第104号の教育委員会委員の任命についてである。この議案では、現在の教育委員会の金井裕之委員が任期満了に伴い、三宅豊氏を後任として推薦。市長の岩井均氏は、三宅氏が長年の教育現場での経験を持ち、地域活動にも積極的であることを強調し、賛同票が得られた。
さらに、個人情報保護の重要性も議論の中心となった。議案第105号の安中市個人情報保護法施行条例の制定について、市長は国の改正に踏まえた条例の必要性を説明。櫻井ひろ江議員は、個人情報保護の観点からその影響を懸念し、自治体としての対応を求める質問を行った。総務部長の萩原正視氏は、適切な管理措置が講じられることを約束した。
また、職員の定年延長に関連する議案第109号と、安中市職員の特別休業に関する条例も可決。これにより、長期的な職員の働き方改革が推進されることが期待される。
議案第110号から第114号では、議会議員や市長の子ども手当、報酬の引き上げについても議論され、安中市の行財政についての透明性は重要なテーマとなった。
最後に、市営住宅管理条例の改正案においては、管理業務の効率化を図るため、群馬県住宅供給公社に委託する方針が報告された。
次回の議会では、これらの議案についてさらなる議論が行われる予定。