令和元年12月13日、安中市議会の第4回定例会が開かれ、重要な議案が次々と可決された。
まず、議案第106号から113号までの福祉民生常任委員会関連の議案が全て可決された。福祉民生常任委員長の遠間大和議員は、災害弔慰金支給に関する条例改正が議論されたことや、家庭的保育事業等の基準改正について説明した。
特に、安中市健康増進施設に関して、遠間議員は「恵みの湯の質の高いサービス提供を求めていく」と強調した。
次に、経済建設常任委員長の巽久男議員から報告があり、下水道事業に関する条例の制定や水道事業の給水条例改正などが可決された。
巽議員は、財務諸表の作成が可能となることで、住民に分かりやすい水料金の提示ができると説明した。経済建設事業の公営企業会計への移行についても、“計画的な管理運営を進めます”との認識が示された。
その後、総務文教常任委員長の罍次雄議員による報告では、地方公務員の給与に関する条例改正や交通指導員条例の廃止について述べられた。罍議員は「特別職の報酬見直しも検討している」と述べ、今後の透明性向上に向けた意欲を示した。
また、新設された庁舎建設等特別委員会の設置についても強い関心が寄せられ、議員たちから市庁舎建設における現状と課題の把握が必要だとの意見があった。さらに、鳥獣害対策特別委員会が設置されることとなり、農業被害対策についての調査研究実施が期待されている。
最後に、閉会中の継続審査案件として、総務文教常任委員会や福祉民生常任委員会などの審査項目が提起され、審議の継続が決定された。