令和4年第1回定例会が3月10日に開催され、議題についての審議が行われました。
本会議では、議案の訂正に関する内容や一般質問がメインの議題として取り上げられました。特筆すべき点として、井上 幸春町長による下水道事業特別会計予算の訂正提案がありました。町長は「令和4年3月2日に提出した議案の内容に誤りがあるため、訂正を申し出たい」と述べ、その後、議会の許可を得る形で訂正事項が確認されました。質疑は省略され、速やかに可決へと進みました。
続いて行われた一般質問では、議員からの様々な問いかけがありました。特に、柿野 義直議員が井上町長の政治姿勢に対して厳しい指摘を行いました。議員は「町職員の不正採用に関する汚職事件で、町長が責任逃れをしているように見える」と発言。これに対し、町長は「歴史の転機として、町民の信頼回復に全力を尽くしたい」と応じました。さらに新型コロナ対策についても質問があり、町内の雇用状況や助成金の利用状況などが問われました。これに対し、町長は「国や県との連携を強化し、対応に努めたい」と回答。
また、高齢者や特に大型団地での住民の声に対応することが求められました。議員は、三島団地周辺の住民からの手すり設置などの要望を紹介し、町の取り組みについて具体的な進展を期待しました。町長は「住みやすい環境作りは最重要課題として考えている」と強調しました。
原田 和美議員からは、学校再編と新型コロナウイルス感染症への施策に関する質問があり、町長は自らの考えを明示しつつ「教育環境の改善や地域の子供たちの未来に向けた取り組みは、今後の政策で重視していく」との見解を示しました。
このように、定例会では政治姿勢や新型コロナウイルス感染症への対応が議論される中で、さらなる住民のニーズに応えるための施策の重要性が強調されました。今後の協議を通じて、町民の期待に応える施策の実現が求められます。