苅田町議会が令和2年第3回定例会を開催し、重要な問題についての議論を行った。特に新型コロナウイルス感染症への対応が議会の中心テーマとなった。
町長の遠田孝一氏は、町の新型コロナウイルス対策本部が設置され、様々な施策が実施されていることを報告した。感染拡大防止に向け、町民への支援も重視されており、総額約4億3,480万円の独自対策が講じられた。
遠田町長は「福祉サービス提供事業所への助成」や「緊急援助金の支給」など複数の支援策を紹介し、町民の生活支援を強調した。加えて、教育面においても、学校の通常運営に向けた取り組みが進められており、児童生徒の給食費免除についても議決を得た。
特別委員会の設置も決定し、議会対策を一層強化することが目的とされる。議長の坂本東二郎氏は「コロナ対応に特化した委員会を設置したい」と述べた。その後、緊急対策特別委員会が設置され、町の実情に応じた施策が検討されることとなった。
さらに、町長報告では北九州空港における旅客利用者の減少や印象的な貨物取扱量の増加が取り上げられ、経済の回復に向けた様々な戦略が検討されていることが明らかにされた。運用環境の向上により、北九州空港の利用促進に努める方針が示された。
議会の運営状況についても報告があり、議会広報特別委員会や運営委員会の開催状況が共有された。議会活動の透明性が重要視されており、今後のスケジュールが具体化されることが期待される。