令和元年12月3日、野田市議会の第4回定例会が開催された。この定例会では、台風被害に関する対応や児童虐待の現状に関する報告が行われた。
市長の鈴木有氏は、台風19号による被害の詳細を報告した。そして、人的な被害はなかったことを報告しながらも、家屋の一部損壊や道路冠水などの被害状況が示された。特に、罹災証明書の発行件数が30件に及ぶとのことだ。
鈴木市長は、「災害ごみの処理を進めていきたい」と述べ、災害対策の重要性を強調した。さらに、今後の防災会議の計画についても言及し、より円滑な地域防災体制の構築を目指す考えを示した。
次に、児童虐待に関する報告によれば、野田市では支援体制の強化に取り組んでいる。この取り組みの一環として、子ども家庭総合支援課が新設され、専門職の数を増やしていることが説明された。市長は、「具体的な支援を強化し、切れ目なく提供していきます」との意向を示した。
また、議案上程では、今定例会の会期が18日間に決定されたことが報告された。これに伴い、複数の議案が一括上程された。市民からの関心も高い議案が含まれており、今後の議論が期待される。
さらに、交通不便地域対策についても言及され、地域の実情に応じた交通手法を検討する方針が示された。市長は、デマンドタクシーなどの導入を検討し、地域住民の足を確保する必要性を述べた。
最後に、まめバスの利用促進策に関する具体的な例が挙げられ、特に北ルート沿線での利用促進が計画されている。市民生活部長の牛島修二氏は、地域と連携しバスの利便性を高めるための協議を進めていると述べた。
今後も野田市では、行政の透明性や市民サービスの向上を重視し、定例会を通じて市政運営を進める意向が表明された。市民からの意見を積極的に取り入れながら、様々な施策を進めていく方針だ。