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流山市議会、南流山駅周辺開発に懸念の声

流山市議会では、南流山駅周辺の商業化に懸念が示され、高齢者補聴器購入助成についても議論された。
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令和6年6月26日、流山市議会では第2回定例会が開催された。

本会議では、令和6年度一般会計補正予算に関する議案が提出され、各議員が意見を述べた。特に、議案第37号「流山市南流山駅周辺地区まちなみづくりの促進に関する条例の制定」について、日本共産党の高橋あきら議員が反対の立場で議論を展開した。

高橋議員は、「南流山駅周辺が住みやすい住宅街の形成にどれほど寄与するかがポイントである。」とし、商業化が最優先に追求されることの危険性を指摘した。駅前の開発によって、治安や街の美観が損なわれる可能性があると懸念した。

また、乾えり議員は高齢者の補聴器購入費助成を求める請願書について賛成の立場で討論を行った。高齢者の難聴が認知症の危険因子であることについて言及し、「早期の発見に寄与するため、補聴器購入助成制度の実施が急務である」と強調した。流山市の高齢者の4人に1人が聞こえに困り事を抱えているとし、この課題の重要性を訴えた。

一方、運河駅西口周辺の危険箇所解消を求める陳情書に対しては、賛成する議員と不採択を求める議員が分かれる議論が展開された。渡辺仁二議員は地域住民からの要望を尊重し、事故の危険性を訴え、「陳情項目について具体的対策を講じることが必要である」と言及した。

定例会は、南流山駅周辺の開発に関する議論が大きな焦点となり、地域の住環境をどう確保するかが議員間で活発に議論された。多くの議員がそれぞれ異なる立場から発言し、地域の将来像を模索する重要な場となった。

議会開催日
議会名令和6年6月流山市議会定例会(第2回)
議事録
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