令和6年6月28日、鎌ケ谷市議会の定例会が開かれた。
出席議員は23名と定足数を満たし、会議は円滑に進行された。
主要な議題には、令和6年度一般会計補正予算や新鎌ケ谷・北初富地区の自転車歩行者専用道路整備に関する契約が含まれる。
議案第1号に関しては、総務企画常任委員会の委員長、後関俊一議員が報告を行い、補正後の基金残高が前年度比で約3億4,000万円減少するものの、年度末目標残高をクリアできる見込みとした。
また、令和7年度の予算編成に関する質疑もあり、厳しい状況が予想されると報告された。
次に、議案第2号では自転車歩行者専用道路の整備工事契約について、質疑や討論は無く全員一致で同意が得られた。
陳情の審査では、陳情6―6―1について調査を求める意見があったが、思想良心の自由を理由に不採択となった。
対照的に、陳情6―6―2では、ガザ地区での即時停戦を求める声が多く、全員の賛成を得て採択された。
さらに、市長の芝田裕美氏が人権擁護委員の推薦について諮問を行い、現委員の任期満了に伴い新たに土屋玲子氏が推薦されることが決定された。
発議案第3号では、パレスチナ自治区ガザ地区における、平和の早期実現を求める意見書の内容が説明され、議員たちから非人道的行為の停止を求める訴えがなされた。
これに関しても、原案通り可決することが承認された。
脱線した議題やその意見に関しても慎重な審議が行われ、全体的に充実した会議となった。