オウム真理教後継団体に対する観察処分が議論された。
野田市議会では、オウム真理教の後継団体、アレフやひかりの輪などに対する公安調査庁の観察処分の期間更新を求める意見書が提出された。意見書は、令和3年1月の観察処分満了に際しての重要性が強調されている。これらの団体は、依然として危険な教義を保持し、勧誘活動を全国で行っている。
提出者の野田市議会議員、竹内美穂氏は、地域住民が抱える不安を指摘した。市内にはオウム真理教後継団体アレフの拠点施設が存在し、公安調査庁が行った立入検査によって活動の実態が確認されたことから、市民の生活は脅かされていると述べた。
また、賛成者の山口克己氏は、観察処分が更新されなければ、市民の不安が高まるとの懸念を表明した。ほかにも、内田陽一氏、石原義雄氏、星野幸治氏、小室美枝子氏、谷口早苗氏が賛成の意見を述べ、地域住民の安全確保を求めた。
オウム真理教はかつて地下鉄サリン事件を引き起こした反社会的団体であり、その教義を受継ぐ後継団体に対して観察処分を継続する意義は高い。市民の安全と地域の治安維持のため、野田市議会の強い要望が寄せられている。
これにより、公安調査庁においては、適切な対応が求められることになる。今後の動向が注目される。