令和4年9月8日に開催された定例会では、国道16号の渋滞及び千葉北西連絡道路の必要性が強調された。
この道路は、流山インターチェンジ周辺の物流施設や埼玉県内の交通網と連携し、地域の経済活動を活性化させる役割が期待されている。市長は、県や国に対する要望活動を積極的に行っており、特に地方行政との連携を強化し、地域住民の理解を得ることが重要であると述べた。
一方、学習状況調査の結果においては、野田市の国語、算数・数学、理科の成績が全国平均を下回る結果となった。しかし、児童生徒の多くが授業内容に肯定的であり、特に漢字や各教科への興味が高いことが示された。教育委員会は、授業改善の取り組みを継続し、特に推論や考察能力の強化に向けた施策を進めている。
さらに、国民年金の産前産後期間の免除制度についても議論が行われ、申請者数が増加するよう広報が求められた。その中で、特に対象者への周知徹底が必要であるとの意見が多く寄せられた。市は母子健康手帳の交付時などに、周知のための資料配布を検討している。
最後に、特殊詐欺対策については、市民に対するメール配信や情報提供が行われており、ペースメーカーとして機能していることが紹介された。サポート機能を持つ特殊詐欺対策アダプター導入が進められ、導入した市民への広報活動も強化される見込みである。さらに、青色回転灯搭載の車両を使った啓発が行われ、地域に密着した活動が展開されている。