令和3年9月の定例会では、現在の新型コロナウイルス感染症の感染状況についての報告があり、市民へのサポート体制が強化される方向にあることが確認されました。
特に、自宅療養者の数が増加し、9月2日現在で212名にのぼり、支援の重要性が再認識されています。保健福祉部長の直井誠氏は、自宅療養者へのパルスオキシメーターの配布や配食サービスの強化について言及し、対応の迅速さが求められていると述べました。現在、職員が保健所に派遣され、療養者の健康観察を行っていますが、具体的な症状把握には課題があるといいます。
搬送困難事例については、救急隊長の菅野透氏が説明しました。搬送の滞在時間が増加し、現時点で82件に達している専門の医療機関が逼迫していることが課題とされています。特に新型コロナウイルス関連の搬送が増えており、対策が求められています。市は活動する医療機関リストを保持し、適切な収容先の紹介を進めるとしています。
次に、通学路の安全確保については、教育長の染谷篤氏が、各学校の多くが安全点検を受け、改善がなされている状況を報告しました。特に通学路における速度制限については、警察に要望していく考えが示され、保護者や市民に対する安全教育の重要性が強調されました。
最後に、商店会や街路灯に関する問題についても言及され、実際の補助状況や他市における支援の状況も考慮し、野田市でも商店会の振興に向けた支援が進められることが期待されています。市全体での取り組みとして、公共施設の利活用や地域との連携を強化していく意義も語られました。今後も市民の安全と健康を守る為、迅速な対応が求められていく必要があります。