令和3年度の野田市議会定例会が12月17日に開催され、各議案の審議が行われた。
特に、野田市一般会計補正予算(第10号)は重要な議題として取り上げられた。総務委員会の委員長である椿博文氏は、審査の結果、原案通り全会一致での可決が適当であるとの報告を行った。
補正予算の主な内容は、学校保健特別対策事業費補助金の増額などが含まれている。また、野田市国民健康保険条例の一部改正や、松戸市との消防指令事務協議会の廃止に関する議案もいずれも原案通り可決された。
さらなる重要な議題として、子供たちの教育を求める請願が挙げられた。この請願は、体育館へのエアコン設置を求めるものであり、熱中症予防などの観点から必要性が指摘された。その一方で、賛成・反対の意見が分かれ、最終的に賛成少数で不採択とされた。
加齢性難聴者に対する補聴器購入助成制度の創設を求める陳情に関しても熱く議論された。賛成派は、早期対策が健康維持に繋がる重要性を訴えたが反対意見もあり、こちらも不採択となった。
さらに、障害者虐待を防ぐ法律改正や、ジェンダー平等のための法整備、消費税減税に関する発議も行われた。これらの発議はそれぞれ賛否が分かれる結果となり、最も議論を呼んだのは消費税の減税についてであった。多くの議員が発言し、自らの考えを表明したが、最終的にいずれも否決される結果となった。
本会議は、議案の可決とともに、今後の政策実施を見守っていく姿勢を示す場となった。市長も出席いたし、必要な施策の迅速な推進が求められた。
最後に、令和4年5月22日には野田市議会議員選挙が行われることも報告され、選挙管理委員会の要請として公平な選挙の執行が呼び掛けられた。