今年度、八ッ場ダムの稼働により、北千葉広域水道企業団からの受水量が増加した。1日当たり4万3,400立方メートルに達し、これまでの4万1,000立方メートルからの増加は、地域の水供給に寄与している。これに伴い、北千葉からの都市の水道料金への影響はなく、本市の水道事業の安定性が維持されている。水利権の問題についても、多くの変化が見込まれる中で、野田市は北千葉広域水道企業団の水利権を譲渡し、その代わりに安定した水供給を確保する方向で協議を進めている。思川開発に関しても、令和6年度から受水量が増加し、経済的な負担が生じる可能性があるため、市民への影響を掘り下げて確認する必要がある。
また、野田市内との整合性を保って進められる必要のある公共施設等に関しては、全庁各課が意見交換しながら進める方針を明らかにした。これにより、ファシリティマネジメントの向上を通じて、施設の運営が効率的、かつ効果的に行われることを目指すという。施設の老朽化は重大な問題であるため、適切な対策が求められており、新たな管理方法の導入を予定している。
自殺防止対策についても、野田市は啓発活動や相談窓口の強化に取り組んでいる。市民からの相談が増加していることを受け、効果的なゲートキーパーの養成が肝要である。地域の見守り体制を強化するために、地元の民生委員児童委員に向けた研修も実施し、地域における相談支援の体制の構築に注力していくと述べられた。