野田市では、県道我孫子関宿線の拡幅事業に関する意見書が提出された。特に通学路としての安全性を重視し、早期完成が強く求められている。
県道我孫子関宿線は、木間ケ瀬字大山地先から下総利根大橋道路交差点までの3.4キロメートルが計画されている。現在、進行中の整備区間は南側の1.9キロメートルと北側の1.5キロメートルである。小学校と中学校が沿線に位置し、通学路における歩道が未設置のため、通学の安全性が危ぶまれている。通行する車両の多さも加わり、接触事故の危険性が高まっている状況である。
特に、周囲が河川に囲まれた野田市において、県道は重要なアクセス道路と位置付けられている。事業の進捗として、第1期事業では0.9キロメートルが完成しているが、第2期の事業区間では進行が課題となっている。さらなる事業完了により、車道と分離された約3メートルの歩道が整備される見込みである。これにより、歩行者の安全が確保され、通行が円滑になることが期待されている。
八街市での痛ましい事故を教訓に、野田市議会は早期完成を強く訴えている。専門家や市民の意見を反映し、事業の進展が望まれる。議会の姿勢は、一刻も早く安全な通学路を確保するためのものである。