令和4年3月8日、野田市議会は定例会を開催し、特にロシアによるウクライナ侵攻についての決議を採択した。
決議では、深津憲一議員が提案し、ロシアの行為を「国際法違反」として強く非難。市議会は、即時撤退や国際法の遵守を求めた。
また、令和4年度の一般会計予算の規模は531億7,100万円で、民生費や衛生費の増加が見込まれている。具体的には、社会福祉や保健衛生に関する新規事業を多く設定。
議案第1号では、民生費の増加を述べた生嶋浩幸企画財政部長が、臨時給付金支給など具体的な増額内容を説明した。加えて、後期高齢者医療特別会計は22億6,600万円となり、前年比8%の増が見込まれている。
議案第8号の行政組織の見直しについては、宮澤一弥総務部長が詳細を報告。改正内容には、福祉部と健康こども部の名称変更が含まれる。また、パブリックコメントによる意見募集を経た結果を説明する場面もあった。
続いて、育児休業関連の条例改正案も審議された。これにおいても、総務部長は取得要件の緩和を強調。議案第11号では、未就学児に関連する保険料の軽減も提案された。
本会議では、全20項目以上の議案が一括審議され、議会審議は順調に進んだ。議会終了後は、各委員会に付託された議案が順次審議される見込み。