令和3年9月定例会(第6回)が開催され、複数の議員が重要な質問を行った。特に、通学路の安全性や新型コロナウイルスワクチン接種の状況についての報告が目立った。
通学路の問題について、滝本恵一議員は、今年6月に千葉県八街市で発生した事故を受け、通学路の危険性を強調した。特に登下校時の事故件数が増加しており、5年間の合計で小学校36件、中学校32件の事故が記録されていると述べた。また、通学路合同点検で新たに82か所の危険箇所が追加確認されたことを報告し、その改善の必要性を訴えた。
新型コロナウイルスワクチンについて、星野幸治議員は、市民への接種状況やワクチンの副反応について詳しく質問した。市によると、65歳以上の高齢者の接種率は90%以上に達しており、新たに導入された接種方法に対する評価がされている。
一方、愛宕駅前のホテル誘致に関して、鈴木市長は、駅周辺の商業活性化を目指し、特定事業者との随意契約による進捗状況を説明した。地域の利用者にとって重要なインフラであるとの観点から、駅前にふさわしい施設の導入が必要であると継続的に訴えた。
さらに、川崎貴志議員は、野田市内の健康診断や発育測定の実施状況について言及し、コロナ禍において健康診断の重要性を強調し、受診率向上のための施策が求められるとの意見を示した。また、ペイペイなどのキャッシュレス決済の導入についても、住民の利便性向上に寄与する施策として評価された。
これらの議論を通じ、市の取り組みがますます注目を集めている。特に通学路の安全対策やワクチン接種の推進が急務であることが改めて確認された。今後の施策によって、地域の安全性と市民の健康が一層強化されることが期待される。