令和4年第6回野田市議会定例会が11月29日に開会した。
議においては、会議録署名議員の指名や会期の決定、議案の上程が議論された。
市長の鈴木有氏は、さきの臨時議会以降の様々な施策について説明した。特に、障がい者福祉手当の過支給への対応やワクチン接種について言及した。
障がい者福祉手当の過支給に関しては、対象者への訪問を通じ、障がい者団体との連携を強化していると述べた。また、支給が遅れている分については、12月20日に支給する予定であることを報告した。新型コロナウイルス感染症については、感染者数が一時増加したものの、現在は改善傾向にあるとし、引き続き感染対策を徹底する必要性を強調した。
ワクチン接種の進捗状況も報告された。接種率は1回目86.4%、2回目84.9%、3回目68.0%、4回目38.5%と、市長は高齢者の接種を促進する方針を立てている。特に60歳以上は79.2%、60歳未満は15.2%と、世代による格差が見られる。オミクロン株対応のワクチン接種も開始し、接種体制を整えているとのことである。
物価高騰対策については、国が実施する低所得世帯への支援や児童手当上乗せ給付金の支給を12月中旬から開始することを発表した。そのほか、障がい福祉サービスや介護サービス事業者への支援金の支給、農業経営者に対する肥料および飼料の高騰対策が明らかになった。
また、児童センターのオープンや健康スポーツ文化都市宣言の策定についても触れられ、各施策が市民生活に及ぼす影響を考慮し、今後の運営方針についても説明された。
新型コロナウイルスの影響が続く中、さらなる施策の導入が検討されており、引き続き市民の健康を守るための対策が求められている。今後、議案の審議が行われる予定で、議会運営委員会での議題の調整が進められている。議長は、議員全員に協力と理解を求めた。定例会は12月16日までの19日間の会期が設定されており、今後の議案や報告に注目が集まる。