令和5年9月5日、野田市で定例会が開催された。
議案では火災予防に関する条例改正が提案され、消防本部次長の荒井幸則氏が説明を行った。改正の主なポイントは、蓄電池設備の規制強化であり、規制対象となる蓄電池容量の単位を見直し、発火防止対策の強化を図るものだ。施行日は令和6年1月1日を予定している。
次に、教育・保育に関する基準を定める条例改正について、健康子ども部長の須田光浩氏が発表した。この改正は、地域の自主性と自立性を高めることを目的とし、関係法律の整理に伴う内容となっている。実施日は公布の日からとなることが示された。
また、都市部長の浅野開作氏による地域計画に関する建築物制限の改正案もあった。これは新たな整備計画に基づくもので、建築物の用途や面積の制限を明確にするものである。
さらに、愛宕駅西口の駅前広場整備工事請負契約の締結については、総務部長の大久保貞則氏から2億1,846万円で株式会社堀建設と契約予定である旨が説明された。
令和5年度の一般会計補正予算案や特別会計予算案についても審議され、企画財政部長の生嶋浩幸氏が詳細に述べた。一般会計補正予算は13億4,788万4,000円の追加が提案されており、歳入は557億3,458万円に達する。また、各特別会計の補正も承認が求められた。
最後に、令和4年度の各特別会計歳入歳出決算認定についての説明が行われた。会計管理者の田路欣順氏が歳入や歳出の実績を詳述し、特に個人市民税が増加傾向にあることが報告された。