令和5年5月18日、鎌ケ谷市議会の定例会が開会され、さまざまな重要議案が審議された。
会議では、議長に中村潤一議員が選出され、その後、副議長に宗川洋一議員が選ばれた。
議長に就任した中村議員は、「市民の皆様の期待に応え、議会の役割を果たす」ことを誓った。
この日の議題には、議案第1号として令和5年度鎌ケ谷市一般会計補正予算第2号が挙げられ、補正額は7億401万円に上る。歳入の増加は、主に新型コロナウイルスワクチン接種に係る国の補助金が関与しており、重要な budgetary step となっている。
補正予算について後関俊一議員が質疑を行い、正確な接種対象者の情報や経費の詳細な内訳が明らかとなった。健康福祉部長の小笠原直樹氏は、ウイルスワクチン接種が無償で行われることや、接種対象者数が約57,500名に上ることを説明した。
さらに、報告第1号では、鎌ケ谷市印鑑条例の一部改正に関する専決処分が報告され、これによりスマートフォンにも電子証明書が搭載可能になることなどが議題に上った。この改正は、デジタル社会の形成に向けた積極的施策を反映したものである。
市長の芝田裕美氏は、「市民の利便性向上に寄与し、行政のデジタル化を推進する」と意気込みを見せ、今後の施策について期待を寄せた。
新たな議会運営委員会の構成や常任委員会メンバーの選任も行われ、今後の市政運営に関する重要なメンバーシップが整った。中でも、議会運営委員会委員長に小易和彦議員が、副委員長に葛山繁隆議員が選定され、運営体制の強化に寄与する事が期待されている。
このように、令和5年度鎌ケ谷市議会定例会では、市民生活に直結する数々の議題が取り上げられ、特に新型コロナウイルスに関連する施策について重点的に議論がなされ、今後の市政に向けた重要な決定が行われた。