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鎌ケ谷市議会定例会、14件の議案可決

令和6年3月の鎌ケ谷市議会定例会では、14件の議案が可決され、個人情報保護や介護保険について活発な議論が行われた。
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令和6年3月15日、鎌ケ谷市議会は定例会を開催し、14件の議案と2つの発議案を審議した。

今回の定例会で特に注目されるのは、議案第2号「個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の改正」である。総務企画常任委員会委員長の後関俊一議員は、「重度心身障がい者医療費助成事務における医療保険の資格確認が必要となったため、改正が求められている」と説明した。国家が進めるマイナンバーカードとの一体化が背景にあり、市民の利便性を向上させることが目的である。ただし、日本共産党の松原美子議員は、不安点を指摘し、個人情報保護の観点から強く反対する意見を述べた。

次に、議案第8号「介護保険条例の改正」が挙げられる。この改正は、介護保険料がこれまでより増加することを受け、保険の公平性や持続可能性を考慮したものである。賛成側は制度の維持が必要だと強調し、一方で松原美子議員はこの負担が高齢者に与える影響を懸念して反対討論を行った。

また、予算審査特別委員会が提出した令和6年度の一般会計予算案も可決された。この予算案では、北千葉道路の事業化を見据えた投資が述べられ、子育て世代の支援などが含まれている。市長は市民に向けた説明を強化する意向を示し、地域経済を活性化するための取り組みも強調された。

さらに、訪問介護報酬の引下げを行わないよう求める意見書が一括可決され、小規模事業所の運営環境を維持すべきという見解が確認された。

鎌ケ谷市における今回の定例会は、今後の市民生活に直結する様々な議案が議論され、多様な立場からの意見が交わされたことが特徴である。市民の声を反映させた行政運営を進めるため、今後もさまざまな議論が必要とされるだろう。

議会開催日
議会名令和6年鎌ケ谷市議会定例会
議事録
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